アロマセレクト ブログ
こんにちは。坂本です。
これまで多くのブログで紹介させていただきましたように、坂本は化学出身ということで、そのノウハウを事業に何とかかんとか役立ております(のつもりです)。
しかし、販売するにあたっては、他にも様々なノウハウが必要とされました。
岐阜県で精油を抽出している正プラス社には事業のノウハウを教えていただきました。
立山山麓森林組合には、富山の山中の森林を案内していただきました。原料となる樹木も仕入れさせてもらっています。
長谷川由美先生には、アロマの基本から応用まで教えていただきました。もっとも利用者に近い部分の知識を与えていただきました。
そんな中で、本日はある人の紹介を切り口にアロマテラピーについてお話したいと思います。
※本日の内容は、長谷川由美先生に教わった内容をもとに、気になった内容を坂本が調べてみました。
アロマセラピー? アロマテラピー?
アロマセラピーってよく聞く名前ですね。
フランス語読みではアロマテラピー(aromathérapie)、英語読みではアロマセラピー(aromatherapy)となります。
つまるところ、意味は同じです。
心身共に健康を保つために、アロマを使うことを広くアロマセラピーと言います(かなりザックリとした説明です)。
さて、この言葉はいつ頃から使われていたのでしょうか。
時をさかのぼること1930年頃、フランスの化学者であるルネ・モーリス・ガットフォセが命名しました。
アロマテラピーは、芳香を意味するアロマ、療法を意味するテラピーを組み合わせた造語です。
1930年頃というと、1920年代後半からのアメリカの世界恐慌がフランスにも影響が広がっているころでしょうか。
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の時期で、政権などもめまぐるしく変化していたころです。
世界的にも安定しているのか混乱しているのかよくわからない時代です(きっと、一般的には混乱なのでしょうね)。
そんな中、彼がアロマテラピーという言葉を造りました。
ルネ・モーリス・ガットフォセ
彼はフランスで香りなどの研究をしていたわけですが、ある時火傷をおってしまいます。
そんな時、近くにあった液体のラベンダー精油で火傷を冷やそうとしたのだとか(微妙に違ってたらすみません、その場合は正確な情報を教えてくださいませ)。
本日、彼を取り上げようと思ったのは、モノによっては化学者と記載されており、どうも他人のような気がしなかったからです。
しかも、火傷は大変だったのかもしれませんが、ちょっとおっちょこちょいな印象を受けてしまったところも親近感があります。
坂本は実験器具をガラス細工で作ろうとしたとき、溶けたガラスが肌についてしまったことがあります。
それはそれは本当に熱くて、今まで負った火傷の中ではもっとも痛いものでした。近くに精油があったら、私もルネ・モーリス・ガットフォセと同じことをしていたかもしれません。(100年前に生きていたら、アロマテラピーの命名は私だったかも???)
さて、彼を救ったのがラベンダー精油だったとのことです。
実際には1937年に発刊したAromathérapie – les huiles essentielles hormones végétalesがアロマテラピーの元となったと言われています。
日本語版も出ているようなので、ぜひ読んでみたいところです。
メディカル・アロマ
日本では雑貨として取り扱っている精油(エッセンシャルオイル)ですが、西洋ではお医者さんが治療に使うことも多いそうです。
フランス発のメディカルアロマの資格を取得されている方も、国内に増えてきたようです。
工場に見学きていただく方の中にも、その資格を取得された方、勉強中の方もいらっしゃいます。
もちろん、専門的に学んで、治療に役立てるということも素敵だと思いますが、そうでない場合でも、各精油にリラックスの作用があったり、炎症を抑える作用があったりもしますので、香りづけやあるいはお風呂などで手軽に使ってもらっても、日常生活が楽しくなると思います。
アロマについて教えていただいた長谷川由美先生の言葉は深く覚えています。
アロマは、ちょっとした心身の乱れを整えるために使用するもので、心身の健康は、やはり普段の生活習慣が大切だということでした。
特に不惑を迎える私としては、このことを胸に刻んでおこうと思います。
ラベンダー精油
最後に余談ですが、ラベンダー精油は、火傷の時に使うと良いというのは、精油業界では定番ですね。
精油は通常は原液で肌に塗布することは厳禁ですが、ラベンダーは場合によっては許される精油だと、あちこちの情報筋から得ております。
ラベンダーに含まれる成分は、以前に富山のラベンダー精油で調べてみたことがあります。
富山大学にて精油の成分分析 Vol.2 ~ラベンダー~
https://aroma-select.jp/blog/832
α-ピネン、カンフェン、ボルネオール、メントール、リナロールが検出されました。
どの成分が良いのでしょうね?
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