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植物による光合成のお話
更新日 2016/9/27(火)

こんばんは。坂本です。

最近、精油に関して関心をもっていただくことも多くなり、微妙にメディア露出が増えてきましたので、ちょい役俳優でもやってみたいと、、、思うわけはありません。

マイクを向けられると頭の中は真っ白、顔は真っ赤と色づいてしまいます。

(なお、精油(エッセンシャルオイル)は若干黄色で見守ってくれています。)

 

時をさかのぼること28年前、小学校6年生の演劇で女装をして主人公をするはめになってしまって以降、坂本の人生において俳優はないな、と思った次第です。

そんなあがり症の坂本は、マイクを向けられる前あるいは撮影に入る前は、こっそりとクロモジの香りを嗅いでリラックスし、ニオイコブシの香りを嗅いで集中力をアップさせ、タテヤマスギとヒノキの香りを嗅いで広大な山々に守られていると信じこむようにしております。

若干の効果は出ているのでしょうか?自覚症状としては良く分かりません。

 

さて、これまでは坂本と言えば化学の話が多かったのですが、本日はなけなしの生物を交えて二酸化炭素や水のお話を絡めていきたいと思っています。

 

生物はこれはこれは本当に苦手でしたが、大学1年の時に必修科目となってしまい、渋々受講したのを覚えています。

まずは小学生の時に理科の授業で習った光合成を復習してみたいと思います。

 

 

 

光合成って何だっけ?

 

光

 

小学生の時に習った内容としては、植物は日中に光を浴びつつ空気中の二酸化炭素を吸収して、酸素を放出します、といったことだったかと思います。

それとは別に動物同じように植物も呼吸をしています。呼吸というのはつまり、酸素を吸収して二酸化炭素を吐き出すということですね。

夜中に森林に入ると心なしか息苦しく感じます。きっと、呼吸だけして光合成をしていないんだなぁ、なんて勝手に思っています。

 

さて、二酸化炭素はCO2です。炭素1個と酸素2個から成り立っています。

 

二酸化炭素

二酸化炭素

 

真ん中の灰色が炭素で、両端に酸素がくっついています。二酸化炭素は直線の構造をしています。

詳細な説明を省略してしまいますと、酸素を放出するということは炭素が余ってしまいますよね。

光合成とは植物の中に炭素を取り込む反応とも言えます。

 

この炭素が、いずれ精油成分へと変わっていくのですね。

 

 

 

光合成って何だっけ?

 

光合成に必要な物質がもう一つあるのを覚えていますか?

水ですね。

H2Oです。

水素2個と酸素1個で水が作られています。

 

水

 

真ん中の赤色が酸素で、両端の白色が水素です。

二酸化炭素の構造に似ていますが、水は直線の構造ではなく折れ曲がった構造をしています。

 

それぞれ、炭素、酸素、水素の性質の違いによるものです。

二酸化炭素は炭素と酸素が2本の手で結合していますし、水の場合は酸素と水素が1本の手で結合しているのも面白い違いです。

 

水の中に含まれる水素が植物の中に取り込まれることになります。

 

 

このようにして豊富な炭素と水素が植物の体内に蓄積されます。

 

なお、植物は精油だけから作られているわけではありません。アミノ酸や脂肪酸、糖、あるいはフェロモンと言われる特有の物質を創り出します。

いずれも精油と同じように炭素と水素が主として構成されています。その他にも、水や二酸化炭素に含まれる酸素だったり、土中に含まれる硫黄成分なんかも取り入れて非常に多くの物質を作り出しているのです。

 

 

なお、余談ですが、精油成分の中でテルペンという物質群をこれまでもブログで多く取り上げさせてもらいました。

テルペンはイソプレンという物質を単位にして作られる物質です。

 

精油成分・サビネンのお話
https://aroma-select.jp/blog/1399

 

こちらのブログでテルペンについても解説させていただいております。

 

植物は体内で様々な有機物を作っています。生合成と言いますが、人間の合成と異なり非常に頭の良い、効率の良い成分の合成を行っています。

人間だと作り分けが難しいような物質も非常に高効率に作っています。

色んな成分を作る過程には、それぞれ名前がついていますが、テルペン類を作る過程のことをメバロン酸回路と言います。

名前の由来は分かりません・・・。図書館にでもこもって調べてみたいと思います。

もっぱら、〇×回路と言う言い方が多いですね。

 

わりと多くの植物に共通して見られる生合成です。

 

イソプレンに近い物質を体内でいったん作り出し、そこからテルペン類を作るという過程が植物の種類を問わず、非常に多くみられるため、異なる樹木であっても同じ成分が含まれていることが多くみられます。

精油はこのようにして作られているのですね。

 

人間が様々な手法を駆使して様々な物質を合成しようとするように、植物も様々な手法を駆使して様々な物質を合成しているのです。

 

とは言え、植物の方が圧倒的に合理的な成分合成を行っていると言えます。

光合成も人工的に行うことを目指す学者さんたちが非常に多くいます。

エネルギーを高効率で作り出すことができるからです。

 

人工的に光合成を実現した、なんていう話を今年になってから聞いたような記憶もあります。

とても面白そうなので、調べてみたいと思っています。

 

精油と化学からちょっとだけ生物の領域にも踏み込んでみました。

 

工場では物理の応用も使われたりしていますので、そちらもいずれお話してみたいと思います。

(それほど複雑なことではないのです、、、つまるところ日常的に物理的に合理的な方法を人間は体感的に身に付けているという話になりそうです)

 

他にも、二酸化炭素と水の構造の違いについてもお話をしたくなってきました。話はつきませんね・・・坂本が死ぬまでに話は完結するのでしょうか。

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