アロマセレクト ブログ

精油って油?
更新日 2016/11/10(木)

アロマセレクトの工場にて、とある方から、ふとタイトルのような質問をいただきました。

そう言われると、どうなのだろう、、、とちょっと悩んでしまいます。

 

その場での答えとしては、
一般的な感覚で言われる油のようにトローっとした粘性はなくて、液体っぽい感じという意味では水に近いけれども、水に溶けるものを水の仲間、油に溶けるものを油の仲間とすれば精油(エッセンシャルオイル)は油かな、というニュアンスで答えさせてもらいました。

 

質問した方からは「そうなんですね」と言っていただき、その話題は終わりましたが、むしろ坂本の方がその後に考えこんでしまいました。

 

精油って水なの?油なの? ブログ上でこのことについて記載しようと思いますが、最後まで書くにあたって、きっと坂本の中でスカーっとする答えには辿り着かないという漠たる予感があります。

 

 

そもそも油とは?

 

 

エキストラバージンオリーブオイル(日清オイリオのHPより)

エキストラバージンオリーブオイル(日清オイリオのHPより)

 

 

ヘルシーコレステ(日清オイリオのHPより)

ヘルシーコレステ(日清オイリオのHPより)

 

油というと、多くの人はこんな感じの印象ですよね?

料理の時に使うことができて、最近は体に優しい種類(と言われているもの)が多く販売されていて、でも、それでもちょっと油の摂りすぎはやめておこう、でもやめられない。そんな感じで合ってます?

 

そして実際に料理で使ってみると、あ、手に付いちゃった、水で洗い流せない!ということが分かっているのに、思わず水で洗い流そうとしてしまう、そんな物体という認識です。油を使った料理だとお皿洗いも大変ですし、鍋については言わずもがな。

冷静な時は新聞で拭いてから鍋やお皿を洗うようにしています。新聞って油を吸ってくれるので洗いものが楽になりますよね。

 

油とはそもそも何?の答えには辿り着いていないと思いますが、現時点で精油について上記の性質と似ている部分は、

 

手についても水で洗い流しづらい。(水に溶けない)

(もちろん精油に触れた器具類は水ではキレイに洗い流せない、というのも含む)

 

という点でしょうか。(そもそも精油は手につけないようにしましょうね)

 

油といっても実のところ色んなものがあるので一概には言えないのですが、もっとも一般的な形を示すとしたらこんなのが油の正体です。

 

脂肪酸

脂肪酸

 

よく分かりませんが、精油と同じく、炭素と水素と酸素からできています。

・・・・・・で示している部分は同じものが長~く続いているのですよ、ということを示しています。

炭素と水素の部分がものすごく長くて、端っこに申し訳なさげにCOOHというのがくっついているのが脂肪酸と言われる一般的な構造で、いわゆる油です。

脂肪と油・・・お腹周りが気になっているお年頃なので嫌な言葉ですね。

 

とにもかくにも、炭素の鎖部分がとてつもなく長く最後にCOOHがくっついているのがもっとも一般的なものと理解しておくことにします。

 

 

 

 

精油と油の共通点は?

 

精油の成分については例えばリナロール、リモネンと言ったものを口にすることが多いので、その構造を再掲載してみます。

あと美肌成分のゲラニオールも。

(いわゆる油というものも種類が多いというのはこれと同様の意味合いです。)

 

リナロール

リナロール

 

リモネン

リモネン

 

ゲラニオール

ゲラニオール

 

炭素と水素から成る長い鎖部分があるのは精油と油で共通していますね。と言いたいところですが、精油の場合は数えられる程度の数ですので、油と比べると極めて短いという方が正確でしょう。とは言え、この炭素の鎖の部分は水に溶けにくい部分です。水に溶けない性質を持つという意味合いでは精油も油も十分に長い鎖を有しています。

逆に言うと、水に溶けない炭素の鎖が長いという性質は、精油と油が混じり合う関係にある性質とも言えます。

そういう意味では、どちらも十分に長い?

環状になってはいますが、リモネンは炭素と水素の部分しかないので、水とはきわめて混じりにくいと言えます。

リナロールやゲラニオールは端っこにOHというのがくっついていますね。これは水とは相性の良い部分なのですが、いかんせん相性の悪い部分が大きすぎるため、やはり残念ながら水とは相性は悪いです。(とは言え若干は溶けます)

 

油もCOOHという部分は水とは相性は良いです。料理で使うお酢はCOOHを持っています。お酢の場合は水と相性の悪い炭素鎖の部分が短いので水に溶けます。しかし油はCOOH以外の部分があまりにも長すぎますので、精油以上に溶けません。

(精油もそもそもほとんど溶けないので、一般的な感覚では比較できないですよね。0.0000000001よりも0.00000000000000000000001の方がずっと小さいと言われても、どっちも小さいわ!どうでもええわ!って気になりますおね。)

 

まとめますと精油と油の共通点は、

・水と相性の悪い溶けにくい構造をしている部分が大きい

・水と相性の良い構造をしている部分がが少しだけある(精油についてはないものもある)

 

と言った感じです。

 

 

 

精油と水の共通点は?

 

精油と水の共通点は、科学的な視点で言うならば、あくまでも油との比較にはなってしまいますが、小さいと言えます。

水はH2Oです。水素2個と酸素1個だけでできています。精油もせいぜい炭素10個と水素10個強と酸素が1個や2個です。

油は炭素が何百あるのか何千あるのかよくわからないくらい大きいです。

それくらい大きいものがトローっとしてしまうことが多いようです。

小さいものは水みたいに、いわゆる液体だなぁっていう感じの見た目になります。

精油と水の共通点は、のど越しが良さそうという点ですね。

※精油を飲んではいけません。

 

 

 

そして結論は?

 

どちらかと言うと、やっぱり混ざり合うというのが大きいですよね。精油と言われるように精油には油の文字も入ってますし。

精油がどっちと言われると、油に軍配をあげちゃいましょうか。

でも、油とはやっぱり違いますよね。。。というところがモヤモヤのままです。

 

世の中には算数の問題のようにはっきりと答えの出ないものもあります。そのモヤモヤ部分を楽しめるようになりたいものです。

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