アロマセレクト ブログ
前回はクロモジの伐採シーンを動画とともにご紹介させていただきました。
https://aroma-select.jp/blog/648
ちなみにチェーンソーを使用したいわゆる樹木の伐採シーンも持ち合わせていますので、そちらもいずれご紹介します。
さて、今回は伐採したシーンを仕入れた後、すぐに抽出!と行きたいところですが、そうはいきません。
抽出前にある処理をしなくてはいけないのですが、どのような処理するのかを紹介したいと思います。
では、早速処理シーンからご覧ください。
何をしているのでしょうか?
はい、伐採して仕入れた枝葉を粉砕しているのです。
この粉砕作業が、精油を抽出するための前処理作業となります。
では、順にご説明いたします。
伐採した樹木は例えばクロモジの場合は枝葉を約7~10キロほどを一束として束ねて工場に持ってきてもらいます。

クロモジ束
紐で束ねているのが見えますね。
一束あたり仕入れ時は10キロほどですが、1週間~2週間ほど寝かせておくと6~7キロほどにまで減ってしまいます。
(経験的に)クロモジの場合は、しばらく寝かしていても精油の収量が大きく変化することはないため、減量分のほとんどは水分だと思われます。
さて、その枝葉ですが、そのまましばらく保管しておくこともありますが、すぐに抽出に移る場合もあります。
抽出する直前までは束のままにして倉庫内に保管しておきます。
そのためでしょうか、精油の抽出を行っていない時間帯であっても、工場にいらっしゃる多くのお客様たちから工場内に入るなり「いい香りがしますね」とのお言葉をいただきます。
ものすごく強い香りを放つわけでもなく、心地良いほどの香りの広がり具合です。
さて、少し話がそれてしまいましたが、束になった樹木を粉砕することが抽出へのファーストステップです。
枝葉を粉砕するために、木材粉砕機(チッパー)を使用しています。
① 投入口から樹木を束ねた紐を解いて、一本一本粉砕機に投入していきます。
② 内部で砕かれた樹木が勢いよく出てきます。
③ 樹木が飛び散らないよう、実際の粉砕時はこの木のボックスを②に装着します。粉砕された枝葉は木のボックス内で回収します。
さて、木材粉砕機を長期に渡って利用すると耳が悪くなってしまうほどの大音量です。
そのため、必ず耳当てをします。
また、破片が飛んでくることもあるので、特に目についても防護メガネを装着します。
こうして粉砕した樹木がこちらになります。
かなり細かく見えるかもしれませんが、実際はそれほど細かくしているわけではありません。
木片は長ければ数センチくらいのものもあります。
その時の木の乾燥状態あるいは太さによって粉砕後の木片や葉の大きさはさまざまです。
本日の紹介はここまでにさせていただきます。
さて次回はいよいよ、このチップを抽出機へ投入する工程を紹介します。
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