アロマセレクト ブログ
こんにちは。坂本です。
今回は、精油成分の中でも、巷で美肌効果として知られている成分について紹介したいと思います。
バラに含まれる成分
この成分は、バラの精油に含まれるということで有名らしいですね。
バラと言うと、絶世の美女と言われ、世界三大美人の一人に数えられるクレオパトラが好んでいたお花ですね。
バラをお風呂に入れたり、あるいはシーザーらと会う時にバラを敷いた部屋に招き入れたりと、いくつかの話が語り継がれています。
そのバラに含まれる成分として秀逸なものが、こちら。
ゲラニオールと言われる成分です。
せっかくなので立体構造も記しておきましょう。
緑色・・・炭素
青色・・・水素
赤色・・・酸素
ゲラニオールの分子1個は炭素10個、水素18個、酸素1個から作られています。
化学的な法則に則って名づけると、3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール。
どうも、こういう呼び方はありがたみにかけてしまいます。
美肌成分のもとは3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オールなんです・・・・・・いまいちですね。
美肌成分のもとはゲラニオールなんです。 → ありがたみがありますね。
3,7-ジメチル~は忘れましょう。
クロモジに含まれています
さて、このゲラニオールですが、アロマセレクトの精油の中ではクロモジの中に数パーセント含まれていることが確認されています。
ゲラニオールは抗菌や抗カビ、保湿の他、皮膚の弾力回復といった効果も報告されています。
抗菌や保湿、あるいは皮膚弾力回復といったところがお肌に良さそうですね。
他にも例えばお風呂に入れたりマッサージに使用したりして体内に取り込んでから時間が経過すると汗と一緒に成分が放出されるとも聞きます。
つまり良い香り体からばらまくわけですね。
同じように香り(におい?)を体から放出すると言うと、ニンニクが有名です。
ニンニクを食べると口臭がニンニク臭になるだけでなく、しばらく経つと香り(におい?)が肌から放出されるという作用もありますね。
それでもやめられないのがニンニクの魅力です。
話が脱線しました。
ゲラニオールに話を戻しますと、香りの良さと内面から体を整えるという2方面作戦に最適な成分です。
香りの女王(と勝手に名づけさせてもらいました)であるゲラニオールの用途としては、やはり香水として使われることが多いようです。
香水の他にも香料として広く使われています。
ゲラニオールとリナロール
今回はゲラニオールについて述べましたが、以前にクロモジの主成分であるリナロールについても紹介させていただきました。
精油に含まれる成分 ~リナロールについて~
https://aroma-select.jp/blog/694
上記ブログで書き忘れてしまいましたが、クロモジと親戚であるローズウッドという香りの類似した樹木もリナロールが主成分と報告されています。
ローズウッドの香りは当時、マリリン・モンローが使用していたシャネルNo.5の香水の原料となっていました。
つまり、クロモジ精油の香りが漂うと、マリリン・モンローとクレオパトラを想起させられるのかもしれません。
例えば、女性の方は自身がマリリン・パトラーになるために体から取り込むのも良し、男性の方はマリリン・パトラ―を思い浮かべるために香りを感じるのも良し、ゲラニオールとリナロールを含むクロモジをぜひ皆様に楽しんでいただければと思います。
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