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富山大学にて精油の成分分析
更新日 2016/5/11(水)

昨日は久々にMr.竹島ではなくMr.坂本が富山大学に赴きました。

 

富山大学

富山大学

 

 

通り過ぎていく学生さんたち・・・皆さまお若いですね。

光っています。

平成生まれなのですよね。

 

 

富山大学での成分分析ですが、ガスクロマトグラフィーという分析手法を用いています。

今回は生データをお見せしますね。

 

 

ガスクロマトグラフィー

ガスクロマトグラフィー

 

 

成分の含有率等々を細かく調べるために、生データ自体は富山大学の先生のもとにあります。

なので写メでパチリ。

 

山がいくつか見えるかと思いますが、成分ごとに山が表示されます。

山の面積が大きいほどたくさん含まれています。

全体の面積を100%として、それぞれの山の面積が全体の何%かを調べることで含有率が分かります。

 

 

さて、今回分析したのは次の3つです。

 

 

1.ゆず(上市のご近所さんのゆず)

2.みかん(氷見の灘浦みかん)

3.ラベンダー(八尾の方でとれたラベンダー)

 

 

ゆずとみかん

ゆずとみかん

 

 

上でお見せした生データはみかんのものです。

 

 

うっすらとlimoneneというアルファベットが見えるでしょうか。

はい、リモネンです。

さすが柑橘類です。リモネンが圧倒的に多く入っています。

リモネンについてはこちらをどうぞ

 

精油成分リモネンについて
http://aroma-select.jp/blog/719

 

 

リモネンの正確な含有率は富山大学の先生に算出をお願いしましたが、坂本もざっくりと手計算してみました。

80%超あるようです。(計算間違ってたらすみません・・・)

その他に見られた成分は画像を拡大すれば読み取れますが、念のため記しておきます。

 

 

α(アルファ)-ピネン

β(ベータ)-ピネン

ミルセン

α(アルファ)-テルピネンが変化した何らかの物質(?)

γ(ガンマ)-テルピネン

 

 

といったところです。

ゆずも成分の割合は異なりますが、ほぼ同じ成分が含まれているようです。

ラベンダーについては、また次回。

 

商品化している精油(クロモジ、ニオイコブシ、タテヤマスギなど)については実は分析してみたものの、どういう成分かまだ分かっていないもの、引き続き調査中のものも多々あります。

 

今回は幸いなことに、主要成分はほぼ確認することができました。

 

 

ガスクロマトグラフィーについて

 

ついでにガスクロマトグラフィーの手法についてもお話しておきます。

簡単に言いますと、例えばリナロールが含まれているかどうかを調べるために純粋なリナロールの特徴と比較してみます。

同じ特徴が見られれば、リナロールが含有されているという判定をします。(かなり簡略化した説明です)

 

つまり成分をある程度予測した上で、比較対象となる純粋な成分の特徴を調べておかなくてはならないのです。

水蒸気蒸留で抽出できるであろう物質ということ等、予測するための材料はいくつかあります。

純粋な成分は、化学薬品の会社で販売されているものもあれば、販売されていないものもあります。

販売されていない場合はどうするのでしょうか。

 

合成します。

 

富山大学の優秀な先生のもと、学生さんにも合成していただく予定です。

 

とは言え、合成って難しいのも多いのですよねぇ。

合成手法を予測して、その通りに実験していきますが、予測通りに合成できるとは限りません。

複雑な手法を考えた上で、何日もあるいは何週間もかけて合成するのです。

 

うまく合成したからと言って、特徴が異なれば、その成分は含まれていないという判定になります。

なかなか大変な作業なのです。(大変なのは坂本ではなく富山大学さんですが、、、)

 

 

でも、その努力の結果を皆様にお見せできる日がくると思いますので、楽しみにお待ちください。

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