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精油にまつわるよもやま話 坂本失敗談
更新日 2016/5/17(火)

本日、工場で精油の抽出を実施しました。

抽出終了後に水蒸気蒸留装置の中に余ってしまった蒸留水は、いつも土に返ってもらうために工場外に排水しております。

土の部分に流しているのですが、本日はホースの出口をきちんとセッティングする前に排水してしまったため、コンクリート部分に流してしまいました。

 

蒸留水の排水

蒸留水の排水

 

樹木の成分が水に溶け込んでいるので、土に戻ってくれればと思っております。

この排水を見つつ、1年半ほど前の失敗を思い出してしまいました。

本日は、のんびりと失敗話をお聞きください。

 

まずは、樹木を水蒸気蒸留している時の様子をご覧ください。

 

 

水蒸気蒸留

水蒸気蒸留

 

ブログを何度かご覧いただいている方には、耳にタコ? ブログなので、目にタコかもしれませんが、上澄みが精油です。

上澄み以外は精油が溶け込んだいわゆるフローラルウォーター(芳香蒸留水)と呼ばれる水分です。

化粧水に使われたり、スプレーに使われたり、あるいはお風呂に入れるのも良いですね。

 

さて、抽出している時に坂本は思ってしまったのです。

何も香りが染みついている水分は蒸留水だけじゃないじゃないか。蒸留装置の中に残っているお湯だって精油成分が溶け込んでいるんじゃないか?

確かに香りはものすごく良いです。これをそのまま捨てるのはもったいない!

 

 

ここまで読んで何人かの方はすでにお分かりかもしれません。

坂本が思ったのはお風呂に入れてみよう!

ということで蒸留装置内に残ったお湯約30リットルを、工場から約1キロ離れた自宅に持ち帰り、お風呂に入れてみました。

 

それがこちら。

 

 

残留水

残留水

 

おー、これは何とも良さそうだ!

土色にも見えるし、ワインのようにも見える!

香りもクロモジの香りが十分に染みついています。

この中に身も心もどっぷりと入りました。

 

いい湯だな、あははん

 

という言葉が言霊として出てきそうな気分になってしまいました。

本当に素晴らしい、今までこれを捨てていたなんてなんてもったいないことをしていたのだろうか。

 

ここまでは良かったのです。ここまでは良かったのですが・・・。

 

このとき、妻と子供は妻の実家に戻っていたため、一時的に一人暮らし状態になっていました。

お風呂を洗うのも面倒くさい。今日はもうこのまま放置してしまおう。

幸せな気分のまま眠りにつきました。

 

ところが翌日。

写真を残しておりませんが、このお湯を流したところ、赤茶色が浴槽にびっしりとこびりついています。

シャワーで流せばすぐに色がとれるというレベルではございません。

スポンジでこすってみましたが、なかなか色も落ちないし、延々と先の見えない作業になってしまいました。

もうこれは仕方がない、お風呂を使っているうちにいずれ色が落ちるだろう、ということで自然と色が落ちるのを待ちました。

色が落ちきるまでどれくらい時間がかかったか今となってははっきりと覚えていませんが、数日後に戻ってきた息子から何でお風呂がこんなに赤くなってるん?と言われたことははっきりと覚えています。

 

このようなこともあったため、今は残留水は土にお帰りいただいていますが、いつか工場に浴槽を作って、このお湯を使った樹木風呂でもやってみたいものですね。

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