アロマセレクト ブログ

精油病?
更新日 2016/5/25(水)

富山県も蒸し暑くなってきました。

こういうときは、麻の服が涼しくて良いようですね。

麻=リネンでして、最近はリネンジャケット、リネンシャツという言葉が巷で多くみられます。

 

坂本は最近は、リネンという言葉がリモネンに見えてしまい仕方がありません。

 

リモネンジャケット、リモネンシャツ、リモネンブラウス etc。

これでは、まるで柑橘の香りのするジャケットやシャツですね。

ん?いけるかもしれませんね。

洋服屋さん、いかがですか?

 

ちなみに、リモネンについてはこちら。

 

精油成分リモネンについて
 https://aroma-select.jp/blog/719

 

 

アロマセレクト精油では、リモネンが多めに含まれているのは、タテヤマスギ、ニオイコブシ、ヒノキ(枝葉)(葉)といったところです。

テスト抽出したゆずみかんにも含まれていますね。

 

さて、前置きがずいぶんと長くなってきました。

本日の話題はリモネンともリネンともまったく関係はありません。

昨日のブログで青色精油のヨモギのお話をしました。

 

昨日のブログはこちら。

 

ヨモギ精油を採ってみました
https://aroma-select.jp/blog/855

 

 

ヨモギ精油

ヨモギ精油

 

 

何で青色?という声が少々ありましたので、本日はその解説です。

ま、何でかって一言で言うと、青い色の成分が入っているからなんですよね。

そんなことは聞いてませんね。もっと本質的なことを知りたいわけですよね。

 

色のお話をするために、まずはこちらら

 

光のお話

 

目で見るということは、目で光を検出しているというのは多くの方がご存知だと思います。

一般的に人間が目で見える光のことを可視光(かしこう)と言います。

可視光で見える色はおおざっぱに言うと、虹の七色です。

紫、藍、青、緑、黄、橙、赤。

もちろん色が完全に分かれているわけではなく、ようは紫色と赤色の中間色が見えるというわけです。

それを分かりやすく分類すると、紫色っぽい色、青紫色っぽい色、・・・としているだけです。

紫がさらに強くなっていくと目に見えなくなります。紫外線です。お肌に悪いですね。

赤がさらに強くなっても目に見えません。赤外線です。暖かそうですね。

 

 

 

補色について

 

次に、補色についてお話します。(かなり簡略化させていただきますのでご了承を。)

紫から赤をちょっと並べ替えてみます。

 

補色

補色

 

紫から赤を何となく丸くつないでみました。

それぞれの色の対角線上にあるのが補色です。

つまり、青の補色は橙色、赤の補色は緑、そんな感じです。

目に見える色というのは、物体が吸収する色の補色なのです。

 

つまり赤い色の光を吸収する物体は緑色に見えます。

橙色を吸収する物体は青色に見えます。

そうなのです。精油の色が青ということは、橙色を吸収する成分が含まれていると考えられるのです。

 

 

 

どんな精油成分?

 

もちろん、ずばりこんな成分だ!と指摘できません。できるようになったら、坂本のことを天才と呼んでください。

一般的に、有機成分で青い色の物質は、共役(きょうやく)系が広がっているものであることが多いです。

共役系・・・また、よく分からない言葉が出てきてしまいました。

 

分かりやすいのはこちら。

 

ベンゼン環

ベンゼン環

 

六角形の角っこにあるのは炭素です。隣り同士の炭素がそれぞれ1本の手で握りあっているだけなら1本線、2本の手で握りあっていれば2本線で表示しています。

で、この1本線と2本線が交互にある状態を共役系と言います。

さらに言うと、交互に1本線と2本線が並んでいるというのは正確な表現ではありませんが、それは気が向いたらまた説明します。

この交互にある状態が広くなっていくと青色になる場合が多いのです。

必ずというわけではないですが、例えばこちら

 

フタロシアニン

フタロシアニン

 

フタロシアニンという物質は青色です。

1本線と2本線が交互につながっていて、その範囲が広くなっていますね。

精油成分のような有機物で青色になる、大きな原因の一つです。

 

その他にも、分子を作る物質によっても色が変わったりすることもありますが、わりとメジャーな原因が共役系の広がりであると言えます。

 

けど、あまり広がって重たい分子になると、水蒸気蒸留で抽出できるのかなぁ?

あ、でもヨモギは水蒸気蒸留で抽出しづらくて収量少ないのは、そういう原因もあるのかな?

とか何とか考えながら、日々抽出をしております。

 

いつか、精油抽出を極めた暁には、精油を見ただけで、分子の形が見えるようになるといいな、と思います。

そのようなゴッドアイズのような目を獲得したら、また報告させていただきます。

それにしても、こういう話をすると、芋づる式に様々な解説をしたくなってしまうのが面倒臭い性格です・・・。

炭素の手のことを突っ込むなら、電子の話をしたくなります・・・。
光の吸収のことを突っ込むなら、分子軌道(特にHOMO(ホモ/highest occupied molecular orbital)やLUMO(ルモ/lowest unoccupied molecular orbital ))ということの話をしたくなります・・・。

なんか精油のことから随分とずれていってしまう・・・。
会話をしていると意図するところと話がずれてしまうことを再認識させられる出来事がありましたが、それはまた機会があれば。(精油の話とはまったく異なりますので・・・)

 

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