製造工程

●伐採
森林保全のため、スギやクロモジを伐採します。その枝葉が原料となり、抽出工場へ運ばれます。

●粉砕
伐採した枝葉を木材粉砕機でチップにします。粉砕することで、精油の抽出効率を上げることができます。

●抽出機セッティング
チップにした樹木を専用の釜に入れます。釜には重量にして約10キロほどの樹木チップを投入します。
下部に蒸留用の地下水を入れた水蒸気蒸留機に、
チップを入れた釜をセッティングします。

●水蒸気蒸留
蒸留装置の電源を入れ、充填した水の温度を100℃に熱します。水蒸気と共に、気化した精油成分が抽出できます。
例えば、クロモジ精油の場合、1キロの原料(枝葉)から
約1mlほどのみ抽出することができます。
上澄みが精油で、それ以外は蒸留に使用した水です。

●ろ過
精油をろ過することで、不純物を取り除き、綺麗な状態にします。目に見えないほどの水が混ざっていることもあるため、脱水剤を利用しますが、
ろ過することで使用後の脱水剤も綺麗に取り除きます。

●瓶詰め
純粋な精油をアロマ瓶に詰めます。直射日光による品質の劣化を防ぐため、茶色の遮光瓶(しゃこうびん)に封入します。
